
当院で使用する電波は50kHzという微弱な電波で、総務省基準範囲内の安全なものです。ここではこれを使用してどの様な変化が見られるのか、様々な角度からご紹介いたします。
電波は昔から神経機能を活性化させることで知られています。当院の検証において、この50kHz帯の電波が神経を通じて運動機能を活性化させることが分かりました。特に着目しているのは、自律神経の働きが正常化する部分です。
毎秒5万回の波を発生しており、これが微弱な振動を発生させます。振動は毛細血管や組織間液の流れを促進させます。
現時点で分かっていることは、一定の環境下において、水に微弱な電波をあてると「水の粒が細かくなる」ということです。この現象は、脂の中で特異的に起こりますが、細胞内外においても同様の現象が起こることが予測されます。このことから、全身の水の流れがスムーズになり、体液循環の促進が期待できます。
様々な実験を行いましたが、雑菌の繁殖を抑える働きは、電波の最も得意といえるものでした。カビは勿論、真菌でもある植物の炭疽病菌を抑制する働きがあることが分かっています(第三者機関)。犬や猫などのペットは、皮膚炎を起こす細菌感染を頻繁に起こします。このことから、電波によって細菌増殖を抑制することで、新しい治療方法が期待されています。
筋肉の緊張状態を計測する筋電計(Electromyography-E.M.G.)によって、人間の筋肉を使って実験を行いました。基本的に脊椎動物の筋肉の構造は皆同じであることから、犬や猫などの動物においても同じ現象が再現できるものと考えています。
添付の資料は当院が実験を行ったまとめです。内容を要約すると以下の様になります。
横隔膜レベルの高さで呼吸筋の緊張度合を筋電計にて分析しました。横隔膜は頸部から出る横隔神経の支配によるもので、電波をこの部分(頸部の)に印加して、呼吸筋の緊張状態がどのように変化するかについて観察を行いました。この結果、50kHz帯の電波をあてることで、呼吸筋の緊張が筋電計上で少なくなり、より自由な呼吸ができるようになりました。現段階では予測の範囲ではありますが、かねてから電波には神経に刺激を与えて活性化させる作用があることが言われていました。この実験においてもそれと同様な結果となりました。
また、神経の中でも我々の体を常に健康状態で維持してくれている自律神経機能を整える働きもあります。これにいついては、当院特許の計測装置の部分でご説明いたします。
50kHzの電波は、理論値として毎秒5万回の振動を発生させます。この振動が、目詰まりを起こしている体内の循環障害部分の流れを促進させることが期待されます。また、植物にこの電波をあてることで、成長の促進や、発芽率が飛躍的に上昇する事が分かりました。
この50kHz帯の電波の面白い現象の一つに、水の粒を揺すり細かく極小化させるという不思議な現象があります。これは、株式会社エバートロンで見つけたもので、下はその実験画像です。当院は、この株式会社エバートロンと2022年1月に共同研究契約を結んでいます。
*株式会社エバートロン提供
この50kHz帯の電波をあてると、細菌増殖が顕著に抑えられます。カビの増殖や植物の細菌増殖が防げることを、第三者機関によって実証されています。
これは当院の実験で明らかになったことですが、50kHz帯の電波をあてることで、筋肉の異常緊張がほぐれることが数値化できました。
実験は、異常な緊張を示す部位に50kHzの電波を10分あて、再計測する事でグラフ化しました。下の画像は、症状に併せて緊張が出現している部位に,、50kHz帯の電波をあてた前後比較によるものです。
【肘の筋肉】
肘痛のある部位の近くで、筋肉が緊張状態にある部位を探します。水色が異常緊張を示していた部位です。
*グラフは上に行くほど緊張が大きいことを示します
約10分間電波をあてることで、筋肉の異常緊張が解放されました。緊張がほぐれることで、循環が回復して治癒が早まることが予測されます。
【腰部の筋肉】
腰部は広い面積の及ぶため、2点計測地点を取ることにしました、下部は仙骨という、骨盤と腰椎の間の部分で、上部は腰椎と胸椎の間の部分です。異常緊張が出現しています。
人間の場合、肩こりや腰痛など、不快な筋肉症状は言葉にして表現できますが、犬や猫などの動物は、言葉によって不快な症状を表現する手段がありません。これまでドッグマッサージなどのリラクゼーションを提供するお店はありましたが、ほぐれたかどうかについては全て感覚だけに委ねられてきました。
当院は電波を活用することで、感覚的な部分だけではなく、数値的にも筋緊張をほぐすことが可能です。そして、この方法は、体に直接触れることなく行えることも利点のひとつです。この電波を使用した方法は日本でも初めてです(おそらく世界でも初めて)。